成長ホルモンは、骨に働きかけて骨芽細胞の活動を促し、人の成長を促すホルモンです。
成長ホルモンの血液濃度を生涯にわたって調べてみますと、13〜17歳がピークで、20歳を超えると濃度が低下していき、25歳から30歳にかけて急激に減り、30歳以降は、10年ごとに25%ずつ減っていきます。
成長ホルモンが減少するのに伴い、成長ホルモンを補充する療法がさかんに行なわれていますが、米国のクリニックや美容外科などでは、主に皮下注射で成長ホルモンを投与し、6カ月分で費用が200万円以上もしています。
日本でも一部の美容外科などで成長ホルモンの投与を受けられますが、注射薬の場合、米国と同程度か、それ以上の費用がかかるようです。
成長ホルモンは舌から吸収されるということで、舌下投与剤というのがありますが、注射薬に比べますと安価なうえ、舌の下にシュッと吹きかけるだけで、効果を実感することができます。
成長ホルモンは、分泌が少ないために十分な身長へと成長しない小人症の治療に用いられていましたが、米国での研究の結果、脂肪を燃焼させる効果や肌の弾力やスタミナ、前向きな思考、記憶力、視力など、さまざまな点で効果のあることが判明しています。