医薬品としてのプラセンタについて


プラセンタは漢方薬の原料としても中国で古来より使われてきていますので歴史のある医薬品といえます。「医学の父」ヒポクラテスが治療に医療品として使用されたり、クレオパトラやマリーアントワネットは、その美しさと若さを維持するために飲用したといわれています。現在では、医薬品として内服薬や注射薬などが開発されていまして、多くの医療機関で成果をあげています。

プラセンタとは、胎児を10ヶ月で成長させる素晴らしい機能を持った胎盤のことですが、その胎盤を抽出したものが使われています。プラセンタの効能は胃十二指腸潰瘍、肝機能障害、膠原病、自律神経失調症、アトピー・喘息・リウマチなどのアレルギー疾患、不眠、肩こり、腰痛、筋肉痛、関節痛、シミ、月経困難症、生理不順、くすみ、肌荒れ、皮膚乾燥症、冷え性、しもやけ、更年期障害、風邪などの免疫強化作用などに幅広く効果が期待されています。

プラセンタは最近では美容にも効果があることが判ってきまして化粧品やサプリメントなども商品化されています。プラセンタの効果は知っているけれど注射は苦手という方や、忙しくて注射がなかなか受けられない方におすすめなのがプラセンタの内服薬です。注射や点滴と比べますと効果は多少落ちますが、内服薬の服用を長く続けることで、プラセンタ注射と同様の効果が得られます。

プラセンタ内服薬は、クリニックなどの医療機関でのみ扱え購入できる医薬品ですので、市販されている健康食品やサプリメントなどとは違い、豚のプラセンタではなく、人間のプラセンタを原料としていているものが多いです。クリニックによっては、豚のプラセンタ内服薬しか扱っていない所もありますが、いずれにしましてもクリニックでは医師のカウンセリングを受けてからでないと購入することはできませんのでご注意ください。一番効果的な方法としましては、プラセンタ注射や点滴をメインとし、病院に通院できない時に内服薬を服用するという方法がおすすめです。