顔にシミができるのは、その部分の表皮の奥にあるメラニン細胞の遺伝子に、紫外線などの影響によってキズがつき、細胞が突然変異を起こしてメラニン色素を大量につくり出すことが原因です。
シミの周囲にある表皮細胞は、メラニン色素を細胞内に取り込んでためてしまいますから、その辺一帯がシミになってしまうのです。
プラセンタに含まれている成分には、メラニン細胞の遺伝子がキズつくのを防ぐ作用と同時に、キズついた遺伝子が異常な働きをするのを防ぐ作用を持っています。
プラセンタに含まれている成分には、メラニン色素がつくられる過程で働くチロシナーゼという酵素をブロックする働きがあります。
酵素をブロックする成分の作用によって、メラニン色素の合成量は少なくなりシミは薄くなりますが、すでに遺伝子にキズのついてしまったメラニン細胞を正常な状態に戻したり、死滅させる効果があるかどうかはまだ不明です。
プラセンタによって、もともとの肌の色を白くしたり、シミを薄くすることはできますが、シミを完全に取り去ってしまえるかどうかはまだわかりません。
肌の弾力は、皮下組織の状態によって決まりますので、皮下組織のコラーゲンやエラスチンが網の目のように、ゆるやかに張り巡らせている網の目の隙間に脂肪細胞が埋め込まれており、隙間は、ヒアルロン酸、コンドロイチン硫酸、ヘパラン硫酸などが水と結合した、ねっとりとしたゲル状の液性成分で満たされ、ゲル状の液性成分によって肌の弾力は築かれています。
プラセンタには、ヒアルロン酸などの各種液性成分と、コラーゲン、エラスチンをつくり出している線維芽細胞に働きかける成分が含まれています。
線維芽細胞に働きかける成分の作用によって細胞の働きが高まり、十分な量の皮下組織の成分がつくられるため、肌の弾力がよみがえります。
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