文明の発達に伴い、人々の意識は次第に長生きしたいというものから、いつまでも若々しく、充実した人生を送りたいというものへと変化してきています。
若々しく充実した人生を送りたいという風潮が高まった1990年代に、いちはやく若返りの問題に目を向けたのがアメリカでした。
1993年に、米国で12人の医師たちによって、米国抗加齢医学会が組織され、国家事業の一環として国家予算を注ぎ込み、若返り研究が始まったのです。
若返り研究が、今でいうアンチエイジングで、アンチエイジングの研究は急速に広まり、日本でも日本抗加齢医学研究会が発足し、アンチエイジングのプログラムを実施している医療関連施設が増えていますが、ほとんどは米国で開発されたプログラムを参考にしています。
米国では、数年前に米国国立衛生研究所から、3〜6カ月の治療期間を要するアンチエイジング・プロトコールが開発され、プログラムの中心に据えられたのが、プラセンタと成長ホルモンなのです。
プラセンタと成長ホルモンの成分に関する研究や実験がさらに進められ、今では若返りの特効薬として、もっとも注目されています。
プラセンタと成長ホルモンの特徴をあげますと、プラセンタは、主に皮膚表面と内臓系への影響が大きく、成長ホルモンは主に気力、体力、皮下組織に対する影響が強いといわれています。
プラセンタと成長ホルモンという成分によって、一番魅力的だった頃に戻れるのはもちろんですが、まだ衰えを感じていない人にも、今よりもっときれいになれる時代がやってきたのです。