バストやヒップの下垂は、皮下組織の水分の含有量が低下するために起こりますが、水分の含有量が減っていくのは、赤ちゃんの頃には80〜90%の割合で皮下組織に含まれていた水分は、20歳になる頃には68%になってしまいます。
20歳以降は水分が年々減少し、60歳以降は40%まで低下しますし、水分の含有量の低下は、成長ホルモンの血中濃度の分泌量の低下と連動しています。
成長ホルモンが、皮下組織の水分の保持に重要な役割を果たしていることがわかるのです。
成長ホルモンを使いながら、バストやヒップの筋肉を鍛えるトレーニングをしますと、皮下組織の弾力を回復させる能力との相乗効果で、下がっていたバストやヒップがキュッと上がります。
成長ホルモンが持っている、さまざまな効能の中でも、とくにすぐれているものが、筋肉の発達を促したり強化したりする効果です。
筋力アップ効果は、男性らしい体をつくるうえで有用で、男性が成長ホルモンを投与しながら、大胸筋や肩から腕にかけてついている三角筋、背中側についている僧帽筋、菱形筋などを鍛えることで、胸板が厚くなります。
腹筋や背筋、お尻周辺の筋肉を鍛えることで、男らしい逆三角形の体をつくることができます。